車窓から除く景色は、決して珍しいものではなかった。
どの街でも 見かけるような平凡な眺めは、放っておいてもボクの目の前を右から左へ流れ続けた。
しかし、突然に目を奪れたのは、特別なものではない。とあるコンビニの大きなウィンドウに貼られた文字だった。
【本格¥100 コーヒー】
ただ、それだけがウィンドウいっぱいの大きさで、街行く人たちへ力強く主張していた。と同時に、なぜだかボクの心に錨(いかり)をおろしてしまったのだろう。先ほどまでの様子とは一転し、ボクは景色を流し見ることをやめ、その文字が、車窓の端に移動するまで、フレームアウトするまで、しっかりと目で追い続けた。
なぜなのか。
きっと、違和感を覚えたのだと思う。
いや、非常に細かな、重箱の隅をつつくようなことなので、ブログの1タイトルにすべきでもない、他愛ない【考え】、【思い】なのだが…
【本格】と【¥100】って矛盾していませんか?
という話なのである。
仮に、本当に【本格】なのだとしよう。であれば、常識的に考えて100円では販売できない。某メジャーコーヒー店でさえ、200円を割ることが無いのだ。それでも100円を成立させているのだとしたら【極微量】で販売するという手もあろうが、まぁ、それもおよそ現実的な話ではない。顧客満足度を得にくいと思われる。
せめて【風】とか【的】とかの文字を加えられなかったのか、とも悔まれる。【本格風】、【本格的】なコーヒーであれば、それは【本格】に寄せたのであって、100%本格なコーヒーではない。よって売価100円ということが充分にあり得る。たったワンコインで、本当に本格では無いにせよ、その雰囲気を楽しめるならば安い買物となろう。
とは言え、そもそもボクのようにそんな細かいことを気にする客は少ないだろうから、店側としても問題はないに違いない。
ただ、もし、ボクがコンビニの店長だとして、スタッフが【本格¥100 コーヒー】という巨大POPをつくろうものなら、先のような矛盾を指摘し、七面倒くさい説明をした上で作り直させる可能性【大】。
嫌な店長である。
どの街でも 見かけるような平凡な眺めは、放っておいてもボクの目の前を右から左へ流れ続けた。
しかし、突然に目を奪れたのは、特別なものではない。とあるコンビニの大きなウィンドウに貼られた文字だった。
【本格¥100 コーヒー】
ただ、それだけがウィンドウいっぱいの大きさで、街行く人たちへ力強く主張していた。と同時に、なぜだかボクの心に錨(いかり)をおろしてしまったのだろう。先ほどまでの様子とは一転し、ボクは景色を流し見ることをやめ、その文字が、車窓の端に移動するまで、フレームアウトするまで、しっかりと目で追い続けた。
なぜなのか。
きっと、違和感を覚えたのだと思う。
いや、非常に細かな、重箱の隅をつつくようなことなので、ブログの1タイトルにすべきでもない、他愛ない【考え】、【思い】なのだが…
【本格】と【¥100】って矛盾していませんか?
という話なのである。
仮に、本当に【本格】なのだとしよう。であれば、常識的に考えて100円では販売できない。某メジャーコーヒー店でさえ、200円を割ることが無いのだ。それでも100円を成立させているのだとしたら【極微量】で販売するという手もあろうが、まぁ、それもおよそ現実的な話ではない。顧客満足度を得にくいと思われる。
せめて【風】とか【的】とかの文字を加えられなかったのか、とも悔まれる。【本格風】、【本格的】なコーヒーであれば、それは【本格】に寄せたのであって、100%本格なコーヒーではない。よって売価100円ということが充分にあり得る。たったワンコインで、本当に本格では無いにせよ、その雰囲気を楽しめるならば安い買物となろう。
とは言え、そもそもボクのようにそんな細かいことを気にする客は少ないだろうから、店側としても問題はないに違いない。
ただ、もし、ボクがコンビニの店長だとして、スタッフが【本格¥100 コーヒー】という巨大POPをつくろうものなら、先のような矛盾を指摘し、七面倒くさい説明をした上で作り直させる可能性【大】。
嫌な店長である。